機動戦士ガンダム 水星の魔女の主役機
HGガンダムエアリアルの制作日誌第6回目の今回は武器の制作です。
エアリアルの本体は工作が終了しているので、この武器の制作が終わるとようやく基本工作の終了で塗装の工程に移れます。
HGエアリアルのキットに付属している武装はビームライフル、ビームサーベルとエアリアルの特徴でもあるエスカッシャンと呼ばれる装備です。
このエスカッシャンとは人と機体を有機的にリンクさせるGUNDフォーマットを用いた次世代群体遠隔操作兵器システム、通称「ガンビット」で構成された多目的攻防プラットフォームで、分離可能な各ビット(ビットステイヴ)に内蔵するビームキャノンによる機動砲台や、シールドとしての運用が可能と説明書に解説があります。
また、このビットステイヴを機体各所のハードポイントに接続するビットオンフォームと呼ばれる形態もキットで再現可能となっています。
それではまずはビームライフルから見て見ましょう。
ビームライフルは左右で貼り合わせる構造で一部モールドとして処理されていたり、片側に寄っていたりとグルっと一周ではありませんが、合わせ目が中央に出てしまう構造です。
ここはしっかりと合わせ目を処理しつつ、結構複雑な面構成のビームライフル本体の面出しを行います。
ビームライフルはビットステイヴを装備してロングバレル化する事も出来ますが、画像のビームエフェクトを使う事でビーム刃発振状態を再現する事が出来るようになっています。
軟質のクリアー樹脂で成型されたパーツで柔らかいです。安全基準の為か先端を含めて途中途中のビームエフェクトの先が丸まっているのでデザインナイフでシャープに整えて行きます。
加工を終えた画像です。軟質樹脂とは言いながらも尖らせる場合はケガ等十分に注意しなければなりません。このパーツも加工後にwaveのヤスリスティックフィニッシュで磨いて透明感を上げました。
合わせ目処理を終えたビームライフルにセットしてみた画像です。こういったエフェクトパーツがキットに付属しているのはプレイバリューが高くて良いですね。
続いてビームサーベルのビーム刃部分です。このパーツもやはり軟質樹脂で柔らかく、多少曲げても折れる様な事も無く安心感があります。
胴体の項目で制作したビームサーベルのグリップに装着してみた画像です。このパーツもゲート処理を行った後にヤスリスティックフィニッシュで磨きました。
そしてエスカッシャンです。ビットを浮遊状態で展示する専用のスタンドも発売される予定みたいですが、機体各部に装備したビットオンフォーム状態で飾るのかシールドとして持たせた状態で飾るのかで気になる部分も変わってきますが、今回はシールドとして持たせる事を前提に進めて行こうと思います。
全てのパーツをシールドとして組み上げて裏面から見た画像です。ビットオンフォーム状態をメインで考えた場合はこのシールドとして組み上げる際に必要な穴が要らなかったり、機体に取り付ける際の角度に自由度を持たせたい等手を入れる部分が変わってくるかなと思いますが、両方の形態で満足いくまで手を入れるというのももちろんアリです。
今回はシールドとして持たせるという事をメインで考えて赤丸で囲んだ部分の加工をしていきますが、この加工はビットオンフォームでも効果があります。赤丸で囲んだ部分は主に肉抜き穴ですが上側左右に付く白いパーツを接続する為のダボピンが丸見えになってしまう部分にも手を入れて見ようと思います。
まずはシールド状態で中央付近に来る白いパーツです。ここは表面にはもちろんしっかりとモールドもありますが裏面は空洞で蓋も無い状態なのでプラ板で蓋をします。パーツを採寸して0.5㎜プラ板を切り出しました。
プラ板を貼り付けて表面処理を終えた画像です。特にモールドの追加もせずに蓋をしただけですが、効果の高い加工かと思います。
続いてはシールド状態で上側の中央に付く青いパーツです。ここも先ほどの中央の白いパーツと同じく裏面に蓋が無いのでプラ板で同様に処理していきます。
加工を終えた画像です。両端に白いパーツと接続する為のピンがあり、これはカットしてしまおうかとも思ったのですが残した状態でプラ板で蓋をしてみました。カットしてしまってもシールド状態での保持力はあまり差が無さそうなので、カットしてしまった方が色々な加工がし易くはなると思います。
シールド下側につくパーツは内側に肉抜き穴があるので埋めて行きます。
今回はプラ材で埋めて行きます。私は普段プラ板工作で出た端材は捨てずに保存しています。それを適当にパーツの穴に差し込み接着、その後余分な部分を切り取り、整形します。
処理が終わった画像です。片側はグレーのプラ材、もう片方は白いプラ材を使ったので色がバラバラですが塗装するのであれば問題ありません。プラ板の隙間に見える半透明な部分は瞬間接着剤です。急いでいる時はこの方法を使います。瞬間接着剤を使うので硬化スプレーを併用する事で即座に固まるので硬化時間を待つ必要がないというのが理由です。
手軽で早いので毎回この方法で良いじゃないかとも思いますが、時間のある時はわざわざパテを使ったりします。インスタントコーヒーなのか豆から挽いてコーヒーを入れるのかみたいな話でパテとか使うと模型作りを楽しんでいる感が高くて好きだったりします。
次は白いパーツをシールド状態でフレームとなるグレーのパーツに接続する部分がピンが剥き出しの上に穴も開いているという状態なので、ここを処理します。
元々開いている穴を2.0㎜径まで拡大してwaveのOボルトを埋め込みました。ランナーを画像に一緒に収めたので見て頂くと分かりますが色々な径のボルトパーツがあるのでディテールアップに便利で良く使うパーツです。
赤丸で囲んだ部分の改修を終えた画像です。裏面に蓋をすることで見た目が良くなったと思いますが如何でしょうか。欲を言えばここも埋めたいというところもありますが、あまり重量を増やしたくなかったのでこの辺で終わります。
次回はいよいよ塗装編に突入です!
お楽しみに!
ライタープロフィール
- ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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